ベンダーデーモンのログファイルが追記されるように、ライセンスマネージャーを設定できます。
このようなログを作成するには、下記いずれかの設定を実行する必要があります。
1) ライセンスマネージャー起動時に プラス (+) をログファイルパスの前に追加します。
Windows:
LMTOOLSを使用してライセンスマネージャーを起動する場合、「Config Services」 タブの「Path to the debug log」設定にて、ログファイルへのフルパスを指定する前に + を追加します。
記入例:
+C:\Program Files\MATLAB\R20XXx\etc\<win64>\lmlog.txt
注:
この設定を実施している場合、ログはログファイルを開くことによってのみ確認でき、「Config Services」タブの「View Log」オプションは下記のようなエラーを返します。
LMTOOLS Error:
Error opening log file: +C:\Program Files\MATLAB\R20XXx\etc\<win64>\lmlog.txt Error #:-1
Linux/MAC OS X:
起動時に「lmgrd」を実行する場合、ログファイルのフルパスの前に + を追加します。
記入例:
./lmgrd -c <licensepath> -l +/var/tmp/lmlog.txt
注:
「lmstart」を使用して Linux/macOS でライセンスマネージャーを起動する場合、ログファイルは上書きされません。 ログファイルへの出力は、既存のログファイルに追加されます。
2) オプションファイルに DEBUGLOG + 行を追加します
オプションファイルに「DEBUGLOG +<path to logfile>」行を追加することで、ログファイルが追記することもできます。
記入例:
DEBUGLOG +"C:\Program Files\MATLAB\R20XXx\etc\lmlog.txt"
注:
・DEBUGLOG と + の間には半角スペースが必要です。
・オプションファイルを使用してログファイルを指定する場合、ライセンスマネージャーのログファイル (lmlog.txtまたはlm_TMW.log) を指定しないでください。
・ログファイルは任意のディレクトリに置くことができます。
オプションファイルを更新した場合、これらの変更を有効にするためにライセンスマネージャを再起動(停止→起動)する必要があります。
また、このログファイルは MATLAB ベンダー デーモンのログ情報となり、lmgrd のログ情報はメインのログファイル ( lmlog.txt または lm_TMW.log ) に記録されます。