MATLAB CompilerのスタンドアロンアプリケーションはWindows アプリケーションとして生成されるため、標準出力が割り当てられておらず、dispコマンド、セミコロンなしの行の結果などは表示されません。同様に実行中の警告やエラーメッセージも表示されません。
これを表示させるにはいくつかの方法があります。
(1) コマンドプロンプト(DOS窓)に途中経過を表示させる方法
MATLAB Compiler の「アプリケーションコンパイラ」画面の「ランタイム追加設定 > Windows の実行コマンドシェル(コンソール)を表示しない」のチェックを外すことにより、スタンドアロンアプリケーションの実行時にコマンドプロンプトを開き、途中経過等を表示させることができます。
ただしこの方法の場合、スタンドアロンアプリケーション終了時にコマンドプロンプトも同時に消えてしまい、内容を確認できない可能性があります。
このような場合はあらかじめコマンドプロンプトを起動いただき、コマンドプロンプト内から EXE ファイルを指定、実行します。これによりスタンドアロンアプリケーション終了後もコマンドプロンプトのウィンドウが残り、途中経過を確認することができます。
(2) コマンドプロンプトからスタンドアロンアプリケーションを実行する方法
スタンドアロンアプリケーション終了後もコマンドプロンプトを表示させるために、あらかじめコマンドプロンプトを開き、そこから実行形式ファイルのあるフォルダに移動し、実行形式ファイル名を指定して実行します。
※ R2013a以前のバージョンでは、deploytool コマンド実行時に「Windows スタンドアロンアプリケーション」と「コンソールアプリケーション」の選択ができますので、「コンソールアプリケーション」を選択します。