Simulink Report Generator の機能を利用することで可能です。
MATLABデスクトップ > [ファイル] > [設定] > [Report Generator] を選択し、[出力書式オプション] の [Simulinkイメージ] を変更します。
Simulink Report Generator がない場合は、Simulink のモデルレポート機能に、HTML の画像部分の解像度を設定する機能がなく、解像度を高めることはできません。
代替案として、別途、そのモデルの画像だけ個別に作成し、作成された HTML ファイルを編集して、画像を差し替える方法があります。
Simulink のデモモデル、f14.mdl を例に説明します。
1. Simulinkモデルを起動
f14
とタイプして、デモモデルを起動します。
2. Simulinkモデル > [ファイル] > [モデルレポートの作成] でHTMLレポートを作成します。
3. モデル画像をPNGファイルに出力
下記のコマンドを実行し、Simulink モデルを PNG ファイルに出力します。
print コマンドでは、解像度を -r に続いて指定することができます。
print -dpng -r100 -sf14 test.png
なお、モデルの印刷の向きを変更したい場合は、以下のように、orient コマンドを使用します。
orient_old = orient('f14'); % 元の印刷方向を取得
orient('f14','tall'); % portrait 方向に変更
print -dpng -r100 -sf14 test.png % 画像への出力
orient('f14',orient_old) % 設定を戻す
各コマンドの詳細は、ドキュメントをご参照ください。
作成されたファイル test.png を f14_thml_files フォルダの下に保存します。
4. 上記 2.で作成された HTML ファイル(f14.html)をテキストエディタで開き、f14_html_files フォルダの中の変更したい画像ファイルの名前(例えば、image-001-sl.jpg など)を確認します。HTML ファイルの中で、画像ファイルの名前を上記 3 で作成したファイル (test.png) に書き換えます。
