機能安全Part4領​域のテスト管理に使え​るアイディアについて​教えて欲しい

ISO26262 Part4領域のテスト設計管理に関して悩んでいます。

御社のツールチェーンを使うことで、認定ツールを用いたテスト設計管理環境を構築したく考えています。

例えば、Requirement ToolBox + System Composer + Simulink Test + Simulink Project（最近の名前が分からず） + Git（SVN）を用いることで、要求からテスト結果までのトレサビリティを補完したテスト管理環境を構築できるのではないかと思いました。

一点不明な点が、例えば実車やHILSなどで取得したデータをSimulink ProjectやSimulink Testで読み込み、要求に対するテスト結果として、カバレッジ計算できたりすることは可能でしょうか？

これができると、System Composer上のシステムアーキテクチャにアロケされた要求に対するテスト結果を見られるので、不具合管理も効率的になるのではないかと考えています。

Answer 1

[交感神経優位なあかべぇ]

Simulink Coverageを使用することで、モデルに入力した（実車やHILSなどの）データに対するモデルカバレッジやEmbedded Coderで生成したコードカバレッジを測定することができます。

このモデルカバレッジやコードカバレッジは、モデルやコードのロジックに対するテストの網羅性であり、要求に対するテスト網羅性ではないことに注意してください。

要求に対するテスト網羅性は、Requirement ToolBoxに管理する機能があるようです。

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交感神経優位なあかべぇさん

早速のご回答ありがとうございます！

Simulink Coverageを使用するということは、Simulink上でテストを実行して、モデルカバレッジ（Polyspaceならコードカバレッジ）を測定する感じと思います。

テストを実行する際の、テスト入力に実車やHILSのデータを取り込み活用するイメージですよね。

勉強になります、ありがとうございます！

もっと、純粋にテスト管理（実行はHILSベンチを活用）に特化した環境を構築出来ないかなと考えています。例えば、Requirement ToolBox + System Composer + Simulink Test + Simulink Project + Git (SVN)の組み合わせで、要求、システムアーキテクチャ（サブシステムレベル）、テスト仕様、テスト結果のトレサビリティが取れる環境つくれないかなと考えています。